多摩川とピンクリボン

多摩川の土手沿いを歩いていると、樹木の幹にピンク色のリボンが括ってあった。

黄昏どきの世界に、ピンク色がちょこん、と。

一体なんだろう、と思っていると、その近辺に小さな看板が立っている。

看板には土手沿いの木の伐採予定に関する記載があった。

それは堤防の安全管理のためで、場所はこの一画。伐採予定の木には目印として「ピンクリボン」が縛ってあり、2月中旬以降に開始されると言う。

空を見上げる。

暮れていく夕空が優しかった。

どの木が伐採され、どの木が残されるのか全てを把握はできなかったが、風景が変わってしまう前に撮っておこうと思う。

2019.2.18

小山田壮平『上を向いて歩こう』

夜、小山田壮平さんのツイキャス、最後のほうを少しだけ聴くことができた。

酔っ払ってろれつがまわらなくて、「次が最後の曲」と言いながら、名残惜しそうに何度か「最後の曲」を歌った。

聴いている人たちのコメントも暖かくて、素敵な空間だった。小山田さんは、「愛してるよ」と言った。

何度目かの「最後の曲」で、坂本九さんの『上を向いて歩こう』を歌ってくれた。

その曲を聴きながら、僕は部屋でパソコンのキーを打っていた。

キャスが終わってから、生活用品の買い出しに出掛けた。まだ冷たい風の吹く夜を、ぼんやりと歩いた。

2019.2.16

多摩川の写真集

初めてのフォトブック作成。

なんの写真にしようかと悩み、これまで撮った多摩川の風景を集めて多摩川の写真集をつくってみた。

紙には紙のよさがあって、たぶん、その一つは、少なくとも手にとったその瞬間だけは、「あなたのため」にある、ということ。

それが紙媒体のよさだと思う。

フォトブックは、どこの会社がいいかわからず、とりあえず「おすすめ」とネットに挙がっている企業から探した。

今回お世話になったのはPhotobackという会社。Photoback自体の感想、レビューはまた書きます。

2019.2.16

駅前に警察が多い

狛江駅の改札前に、最近妙に警察が多い。なぜだろう。

数人の警察官が張り込んで、改札から出てくるひとをじっと見ている。

誰か探しているんですか、と尋ねてみたいが、怒られそうなので大人しく通り過ぎる。

ただ、あれだけの仏頂面で駅を監視していると、「指名手配の犯人が狛江駅をよく通る」といった情報でも入ったのかと不安になる。

色つきの腕章(赤黄青)でもいいので、こっそり重さの度合いを教えてほしい。

2019.2.15

自転車酔いと高所恐怖症

子供の頃から乗り物酔いがひどかった。

車、電車、船、どんな乗り物でも車中で具合が悪くなった。

窓の外の遠くの風景を眺めることから、乗り物酔いのツボを刺激することまで、様々な対策を試しながら乗りこなした。

きっと体質もあるのだと思う。

残念ながら、大人になったからと言って乗り物酔いが平気になることはなかった。

むしろ、悪化したくらいだ。

疲労やストレスで調子が悪いときは、自転車でも酔う。めまぐるしい景色の移り変わりに、「自転車酔い」をする。

高所恐怖症も、昔から変わらない体質としてこびりついている。

ジェットコースターも乗ったことがないし、観覧車も数える程だ。そもそも閉所も苦手なので、観覧車はロマンチックな空間というよりも、天上の牢獄に近い。

じっとうつむいて座り、早く終われ、と願う。

こちらも、消えるどころか、大人になって悪化した。

高所恐怖症と言うと、高い場所から下を見ることで恐怖を覚え、めまいや不安感に襲われるものだと思われるかもしれない。

もちろん、高い場所から下を覗くときがもっとも恐ろしい。ダイレクトにイメージが襲いかかってくる。

一方、高所から地上を見るときだけでなく、単純に高所に立っていたり、あるいは下から高い建物などを見上げるときにも似たような症状が起きることがある。

たとえば、大きな橋を渡っているときも、川面を覗かずにただ渡っているだけでも(パニックになるほどではないが)ぐわんと来る。

極端な話、新しい靴を履くだけでもめまいがする。

普段の擦り切れた底の靴から、新品の靴になることで「高さ」が変わる。そのことに対応できないようだ。

慣れるまで数日はざわざわする。

高所恐怖症には、おそらく二つの要因があって、一つは、高所から落ちた際のことを想像する恐怖感や不安感が人一倍強いこと。

もう一つは、いつもと若干「足場」が違うことに対する対応力が弱っている、ということがあるのだと思う。

自転車酔いにしても、新しい靴の「恐怖症」にしても、普段と自分の立っている位置がわずかに変化しながら歩み出すので、世界に正しく対応できなくなる。

気圧の変化に敏感なのと似ているのかもしれない。

そして、その不安定な状態で「下を覗く」といっそう精神も揺れやすく恐怖感も生じるのだと思う。

2019.2.14