月別アーカイブ: 2019年7月

プレステ版初代『モンスターファーム』の復刻

ちょっと話題になっていたのが初代『モンスターファーム』の復刻の話。

懐かしい名前に思わず心が踊った。『モンスターファーム』は初期のプレステのゲームで、モンスター育成ゲーム。僕も一時期ずいぶんのめり込んだ。

割と同じような時期にポケモンも発売されているし、デジモンも流行ったので、その一連のモンスターもの流行の流れの一つとも言える。

モンスターファーム(よく略して「モンファー」と呼んだ)の最大の特徴は、CDでモンスターを生み出すことができる、というシステム。好きな音楽のCDをプレステに入れ、読み込むと、モンスターが生まれる。当時、自分が持っているCDだけではなく、両親のCDなども使ってモンスターを生み出していた。別にCDが中古だろうと古かろうとモンスターの質には関係ないが、印象として古い作品や洋楽はケースの雰囲気からきっと凄いのが生まれるに違いない、と思っていた。

CDによってモンスターの種類が変わる、というのは、一体どういう仕組みになっているのだろうか。子供の頃は考えたこともなかった。そういうものだと思っていたが、よく考えると不思議だなと思う。

基本のモンスターとして、以下の12種類が登場する。

①ディノ
恐竜のようなモンスター。全体的にバランスが取れた能力を持っている。

②ゴーレム
岩でできた巨人のようなモンスター。ちからがすごい上に成長しやすく技の攻撃力も高いが命中や回避は低い。

③ライガー
犬のようなモンスター。まじめ度が高く育てやすい。技は命中率は高いが攻撃力と丈夫さが低い。

④ピクシー
妖精のようなモンスター。かしこさが成長しやすく回避能力も高いがライフに難がありわがままである。ガッツ回復速度が非常に速く、対戦用モンスターのSUB血統としても高い人気を誇る。

⑤ワーム
芋虫のようなモンスター。回避と丈夫さは育ちにくいがライフが非常に成長しやすく打たれ強い。技はちから系の技が多い。ストレスと疲労が無い状態にしていると、他の種類のモンスターに羽化する事がある。

⑥ゲル
流動的なゲル状のボディを持ったモンスター。丈夫さとかしこさが成長しやすいが回避が上がり辛い。

⑦スエゾー
大きなひとつの目玉のある球体の体に尻尾がくっついたような形をしている奇妙なモンスター。ふまじめで育てにくいがバランス技にまでガッツダウン効果がある。能力的にはライフが低くてかしこさが高め。

⑧ハム
両手がボクシンググローブのような形状をした ウサギのようなモンスター。ちからと回避が成長しやすいがライフと丈夫さが低い。

⑨ガリ
太陽のような形の仮面とマントからなるモンスター。かしこさが成長しやすく技もかしこさ系のものが充実している。他の能力も問題なく伸びるが短命なのが欠点。

⑩モノリス
板状のモンスター。『2001年宇宙の旅』に登場するモノリスが由来。丈夫さが高く、成長しやすいが回避が上がり辛い。

①①ナーガ
鋭い爪を持ったヘビのようなモンスター。インド神話のナーガが由来。短命でふまじめだが能力は高い。ちからと命中は上がり易く短期間で強くなるが、賢さが上がり辛い。

①②プラント
植物のモンスター。ライフが成長しやすく、寿命も長い。意外に力技が多い。ライフが上がり易いがちからは上がりづらい。この種族のピクシー派生であるベニヒメソウが後述のモンスター甲子園で猛威を振るった。

出典 :『モンスターファーム』

この12種類の基本モンスター以外にドラゴンなど8種類の隠れモンスターもいる。また、モンスター同士の混種もそれぞれ存在する。

僕の好きだった組み合わせは、ピクシー×ガリ、ハム×モノリス、ゲル×ナーガ。おしゃれで賢いのが好みだった。よく遊んだ幼馴染はゴーレム×ガリを使っていた。

モンスターファームでは他人とも対戦できるが、今のようにネット環境も充実していなかったし、田舎で、他校との繋がりも薄かったので、対戦するのは大抵近所の決まった友人だけだった。

極端な話、この世界でモンスターファームがどれだけのひとに遊ばれているのか、その頃の僕には知る由もなかった。

だから、このモンスターファームの復刻版配信のニュースについてツイッターで呟いている人たちが大勢いるのを見たときに、ああ、僕らの生きていたあの小さな世界の外側にも確かにモンスターファームはあったんだな、という感動があった。

ポケモンにせよ、モンスターファームにせよ、あの頃好きだったモンスターはどこか自分の性格や理想の本質をついているような気がするし、また外の世界と簡単に繋がれないゲームの世界もよかったなあと、色々懐かしかった。

2019.7.26

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バンクシーと登戸

バンクシーと登戸

神奈川の川崎市登戸で起きた事件の現場には、今も少しだけ手向けられた花が残り、フェンスに掛かった掲示板には、この場所にあった他の多くの花はカリタス学園に届けられたという旨の言葉がある。

事件当時は建設途中だった現場前の建物はほとんど完成し、止まったままの時間と、進んでいる時間が交錯していた。

現場付近を歩いていたら、裏通りの柱に、ふとバンクシーのような絵を見つけた。東京でのバンクシー騒動以来、全国で彼の作風を模した絵が増えているのだろうか。

バンクシーは、芸術の力を使って世界をほんの少し優しいものにする。ロンドンを中心に活動し、未だ正体は不明。

世界のあらゆる場所にふいに現れ、絵を描き、誰にも知られず去っていく。

バンクシーについてそれほど多くを知っているわけではないが、イギリスに留学していた友人からお土産でもらった画集を一つだけ持っている。

バンクシーは、たとえば火炎瓶を投げようとする少年の絵を描き、その少年の手に花束を持たせるなど、平和への想いを絵に込める。

作品に強いメッセージ性を込めるアーティストなので、東京で見つかった“バンクシーの作品”(カバンらしきものを持って黒い傘を差したネズミの絵)が、もし仮に本物なら、一体どんなメッセージが込められていたのだろう。

東京で描かれたことに、果たして意味があるのだろうか。絵そのもの以上に、ほんとうはそれが大事なのだと思う。

ちなみに、この登戸にあったバンクシー風の絵の一つには、英語で文字が添えられていた。バンクシーの絵にも赤字で添えられる作品があるので、その影響なのかもしれない。

WHY PILLAR HERE?(なぜここに柱?)

柱の影で、血のついた鎌のような刃物を持ったネズミのような生き物が隠れている。柱の影から狙っている、といった意味合いなのだろうか。

どのタイミングで描かれた絵なのかは分からないが、もし事件後だとすれば、正直ちょっと悪趣味な気がする。

2019.7.12

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蝉の鳴き声

ずっと断続的に雨が続いている。気温は25℃くらいと過ごしやすいものの、体調が重だるく、偏頭痛に悩む。

昨日くらいから、ふと蝉の鳴き声が聞こえるようになった。7月の頭なのに、もう蝉が鳴くんだな、と驚いた。まだ涼しく、雨模様であることも、違和感の理由なのかもしれない。

一年が半分を過ぎた。頑張っていると思う。ささやかでも、大事な変化をひとつずつ丁寧に繰り返している。

2019.7.6

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