完成

完成

大きく変わった最初の一頁目の写真とともに、小説が完成したよ、という連絡が来た。

一つの作品を作り上げたのが、ほんとうにすごいと思う。

その十分の一程度の文字数のショートストーリーの文学賞に、僕も応募しようと、この一ヶ月ほど物語の世界と向き合っているものの、数千字でも難しく、集中力と体力が持たない。

ただ、きょう話しながら、僕が物事にしっかりとした原因があると思っていないことと、乗り越えるということがあると信じていないことが、ひとつの要因になっているのでは、という風に気づいた。

明確な原因があり、挫折を経験し、乗り越えることで一つ何かが成長する、これが「物語ドラマ」で、僕は自分の経験上、その「物語」を信じられないのかもしれない。

そのぶん、物語のなかで色々なことが曖昧になってしまうという面があるのだと思う。

原因と、変化ないしは成長、もしかしたら、これがフィクションの重要な要素で、僕がそのなかに信じて入り込めないのかもしれない。

2020.9.19

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