暮れる河川敷

暮れる河川敷

年の暮れ。マフラーをぐるぐると巻き、川の土手を歩いた。

夕焼け空が綺麗で、きょうが大晦日だったらいっそう綺麗に映っただろうなと思う。

正月の予行演習なのか、河原で凧が上がっていた。冷たい冬の風に煽られ、淡い夕焼けにうっすらと影が揺れていた。

土手では、河川の向こうに広がる夕焼けにスマホやカメラのレンズを向けている人たちがいた。

一人だけ、散歩中の愛犬を一生懸命撮っているおじさんもいた。

ゆっくりと橋を渡っていく人影、澄んだ空気で遠くに山々も見えた。

夜、実家から届いたゆずを湯船に浮かべた。年末の匂いが立ち込めた。

2018.12.30

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